【歴史的3-2】日本は“守って刺す”で王国ブラジル撃破|後半の修正力と交代が勝敗を変えた

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10月14日、日本代表は東京スタジアムでブラジルに3-2の逆転勝ち。 前半0-2から後半52分・62分・71分の“9分間+1分”で一気に試合をひっくり返し、対戦14試合目での初勝利をつかんだ。

勝因は前半の5-4-1ブロックで“耐える”→後半は交代と前プレ強度で“刺す”という切り替え。逆転弾は上田綺世の71分ヘッドで、直前にはクロスバー直撃もあった。観客は44,920人。ブラジルは4-3-3、日本は3-4-2-1(守備は5-4-1)で入った。


日本は「前半は我慢、後半はギア上げ」で主導権を奪取


立ち上がりの日本は、前から無理に行かず5-4-1のコンパクトブロックで幅と深さを確保。ブラジルのSB(WB)背後ハーフスペースを突く配球(パケタの浮き球など)には一時耐えたが、26分にパウロ・エンヒキ32分にパケタ→マルティネッリで失点し、0-2で折り返す。


それでも、カウンター狙いとブロック維持自体は良好。押し込んだ場面ではセカンド回収もでき、後半の反撃に布石を打った。


”流れを変えた54分の交代”→“9分間で同点”→“71分で逆転”


後半は交代なしで再開も、日本は前からの噛み合わせを上げ、ロング→回収の二次攻撃で押し込み時間を増やす。54分、久保建英→伊東純也でスピードと縦推進が一段上がると、

  • 52分:南野拓実が反撃の一撃。—— ビルドアップの乱れを見逃さず、中央で蹴り切る。ここから流れが一気に日本へ。
  • 62分:中村敬斗が同点弾。(伊東のクロスに中村が飛び込み、相手に当たりつつネットへ。公式記録は中村のゴール
  • 71分:CK二次から伊東が上げ直し→上田が決勝ヘッド。
    直前に上田のヘッドがバー直撃しており、圧の質がスコアに直結した。

「押し返すブラジル」にも対応——終盤はザイオンと5枚で耐え切る


66分の“幻”の場面(オフサイド)や、90+1分の右クロス→リシャルリソンの決定機など、終盤は押し込まれる時間帯も。そこを鈴木彩艶(ザイオン)のセーブと空中対応、最終ラインのクロス対処で凌ぎ切り、歴史的勝利を確定させた。


数字が示す構図(“ポゼッションはブラジル、決定機の質は日本”)

後半は数値上でも王国を圧倒したことが分かる。



海外メディアの反応


ブラジル国内:後半の集中切れ守備の連鎖ミスが敗因との論調。CBの失点関与が指摘され、当人も反省の弁。
欧州:「日本の逆転は妥当」「ブラジルは東京で冷や水」とする冷静な総括。
英国ライブ更新:
「後半の流れ総取り」「伊東投入で一変」「上田が締めた」という評価が目立つ。


活躍した日本人評価(10点満点)


GK 鈴木彩艶 7.5 —— 終盤の被圧時に冷静なセーブ&パンチング

  • 89分以降の押し波を落ち着いて処理安定したセーブが随所に

CB 鈴木淳之介 7.0 —— 落ち着いたロング配球対人の安定感

  • :少ない代表キャップ数で明確に安定感をもたらす。代表へ猛アピール

ボランチ 佐野海舟 6.5 —— 前半は配球制限に苦しむ時間も、後半はセカンド回収で効いた。

  • 耐えていた前半から後半にかけても強度を維持した点が評価。

IH 鎌田大地 7.0—— 保持の“間”で時間を作る。波状攻撃の土台に。

  • 押し上げの起点になった場面が印象的。守備でも相手のカウンターの芽を何度も摘んでいた。

IH 南野拓実 7.5(MIP級の口火) —— 52分で反撃の狼煙。前線の連動もスイッチに。

左シャドー 中村敬斗 7.0 —— 同点弾の到達速度とゴール前の嗅覚。

  • 決定機を見事に決め切り日本に同点ゴールをもたらす。パラグアイ戦ほどいいクロスが提供できなかったのがもう一歩

CF 上田綺世 8.0(決勝点) —— 空中戦の“的”として成立バー直撃→次の一手で逆転ヘッド

  • “決勝弾”の功績、その前のクロスバー直撃ヘッドと絶好調。ザイオンからのキックを収め起点にも

交代:伊東純也 8.5(流れを変えた最高の仕事) —— 投入9分で2ゴール演出級スプリントと配球で主導権を掌握。

  • 2得点に絡むMVP級クロス、仕掛け、ハイプレスで日本に勝利をもたらした。

ブラジルの狙いと日本の対策(“WB裏→中央ワンタッチ”の分断)


ブラジルは4-3-3でWB(SB)裏の背後中央のワンタッチ(パケタのフリック/スルー)で一気に差し込む設計。

日本は5枚の最終ラインで粘り強く守り、後半は前からの圧で相手ビルドアップに“もう一手”を強要。ミス誘発→反撃直結の流れを作った。


まとめ


欧州で磨かれた伊東の速さ上田の決定力が試合を動かし、南野と中村が得点で応えた。
後半は前プレが完全にハマり、南野の一点で空気が一変。
新戦力、鈴木淳之介が圧巻の守備で台頭し、日本の“個の成長”が王国を凌駕した夜だった。

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