「押し込み続けた日本、終了間際のPKに沈む――U-20W杯ラウンド16」

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U-20日本代表 0-1 U-20フランス(延長)。会場はエスタディオ・ナシオナル・フリオ・マルティネス・プラダノス(サンティアゴ)。延長後半120+3分、梅木のハンドで与えたPKをリュカ・ミシャルが決めて決着。2003年大会以来の8強入りは叶わず

試合の大勢(日本の“再現性ある崩し”は合格/最後の細部で及ばず)

日本は前からの制圧→背後への差し込み→折り返しを繰り返し、齋藤のバー直撃石井のポスト直撃など決定機を複数作った。だがフランスGKリサンドル・オルメタが要所をセーブ。終盤は映像レビューののち120+3分にミシャルのPKが決勝点。日本はPK直前にGKを荒木へ交代したが及ばなかった。

データと文脈が示す“フランスの耐久×決め切り”(守護神と9番が試合を動かした)

流れと機会の量は日本優位。それでもオルメタの連続セーブと、ミシャルの一撃(PK)で“耐久→一発”の勝ち筋を作られた。

勝負を分けた3場面(枠を叩く日本/判定が動いた終盤)

① 前半:石井の左足→ポスト、齋藤の右足→クロスバー
日本が主導権を握る展開。ゴールまであと一歩のところに迫っていた。

② 延長前半5分:喜多のヘッドがクロスバー
セットプレーでも脅威。一押しが届かず。

③ 120+1〜120+3分:レビューでPK判定→ミシャルが決勝点
梅木のハンドが取られ、120+3分にPK成功。日本は120+2分にGK交代も止め切れず。

日本のスタメンと交代(骨格は4-2-3-1、主将市原が最終ラインを統率)

先発GKピサノ/DF梅木・小杉・喜多・市原(C)/MF小倉・大関/2列目 佐藤・石井・齋藤/FW神田
交代57′高岡、73′中川・横山、116′石渡、120+2′荒木(GK)

日本で光った選手(後方は堅く、前はあと「最後の質」)

  • 市原吏音(CB):空中・カバーとも安定。崩壊ゼロで120分をほぼ完遂。評価7.0。
  • 喜多壱也(CB):延長のバー直撃ヘッド+対人の安定。評価7.0。
  • 齋藤俊輔(SH):強烈ミドルがバー。推進力で脅威。評価6.5。
  • 石井久継(IH/トップ下):ポスト直撃含め最終局面に多く関与。評価6.5。
  • 高岡伶颯(CF/途中):投入後に背後を連続で突き、終盤の圧力源。評価6.5。
  • 梅木怜(SB):終盤まで堅実も、最後のハンドが決勝点に。評価6.0。

フランスで光った選手(守るオルメタ/決めるミシャル)

  • GK リサンドル・オルメタ:日本の枠内を複数阻止。MOTM級の耐久。
  • FW リュカ・ミシャル:120+3分PKを沈める勝負強さ。

海外/国内メディアとSNSの反応

  • 「日本の猛攻を耐え、延長後半ATのPKでフランスが勝利」。喜多のバー直撃にも言及。
  • 「22年ぶり8強ならず。120+3分PKで沈む」。
  • 「延長の激闘→終了間際のPK。日本は主導権も決め切れず」。
  • 「齋藤バー、石井ポスト、GK交代→PK失点までの流れを整理」。
  • SNSでは「日本は内容で上回ったが決定力不足」というトーンが多数。

まとめ(先制の再現性は十分/“最後の質”とリスク管理をもう一段)

攻撃自体は脅威を与え機能していた。必要なのは①先制点をもぎ取るフィニッシュの質、②延長・ATのリスク管理、③レビュー時代の判定マネジメント。通用度は高く、勝ち切る段階に近い。

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