2025年10月7日、インテル・マイアミのジョルディ・アルバ(36)が今季限りでの現役引退を発表。ラ・マシア退団からの出直し、バレンシアでの飛躍、バルサでの黄金期、メッシ含む天才たちとの“神連係”、そして米国での最終章まで——11年にわたるバルサ時代で欧州主要タイトルを総なめにし、スペイン代表ではEURO優勝とUEFAネーションズリーグ制覇の主将を務めたレジェンドのキャリアを総覧する。
唯一無二のサイドバック
— FC バルセロナ (@fcbarcelona_jp) October 7, 2025
バルサの歴史
ありがとう、ジョルディ
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半生:小柄ゆえに回り道、それでも頂点へ
1989年3月21日、バルセロナ近郊のリョブレガットに生まれる。幼少期にラ・マシアへ入団するも、小柄さを理由に放出。コルネリャでの再出発を経てバレンシアに加入し、ジムナスティック・タラゴナでの武者修行を挟んでトップチームに定着。2012年、移籍金約1,400万ユーロで古巣バルサに復帰すると、一気に世界的左SBへと上り詰める。2023年夏にインテル・マイアミへ移籍し、2025年シーズン終了とともにスパイクを脱ぐ。
プレースタイル:スプリント×タイミングדメッシ回路”
オーバーラップの初速と到達点の質
最初の5~10メートルで相手の背後へ差し込み、ワンタッチでクロスまたは折り返しへ。受ける角度を微調整しながら、相手CBの死角に滑り込む“型”が武器。
左サイドを幾度となく支配
左幅取りから内外二択を残しつつ、メッシとワンツー/リターンが黄金パターン。判断・走り出し絶妙なパススピードで、左サイドから幾度となくチャンスを演出した。
最終3分の1での決定力
グラウンダーのクロス、マイナス折り返し、ニア奥行きへの差し込みなど、ラストパスの精度が高い。監督・同僚からもしばしば「最終局面で世界トップクラスの左SB」と評される。
輝かしい経歴(主要タイトル)
クラブ
FCバルセロナ
ラ・リーガ×6
コパ・デル・レイ×5
UEFAチャンピオンズリーグ×1(2014/15)
クラブW杯×1
UEFAスーパーカップ×1
インテル・マイアミ
リーグスカップ2023優勝、サポーターズ・シールド2024。
代表(スペイン)
代表通算93試合9得点
EURO2012優勝(決勝でゴール)
2022/23 UEFAネーションズリーグ優勝(主将としてトロフィーを掲げる)。
関係者が語るアルバ
- リオネル・メッシ
長年ともに左サイドを支えた関係性を強調し、「アルバとは特別な関係だった」と感謝を示すコメント。 - シャビ
「彼はピッチ内外で助けてくれる“脚の生えたハート”」と、その献身性を称賛。 - ルイス・エンリケ(元スペイン代表監督)
「最終3分の1の質では世界最高の左SB」と評価。
みんなの反応
え?まじで嘘やろ?嘘だと言ってくれ、、、
アルバありがとう お疲れ様……
ジョルディ、お疲れ様。
ブスケツに続いてだからショックだなぁ
一番好きな左SBだったから悲しい
ブスケツに続いてだからショックだなぁ
まじかー、もうあの爆速サイドバックが見れなくなるんか…!
あの大好きだった頃のバルサの人らがいなくなっていくなぁ
まとめ
ラ・マシア退団という挫折から、バレンシアでの開花、そしてバルセロナでの栄光。数々のタイトルに加え、EURO決勝弾とUEFAネーションズリーグ制覇の主将という象徴的シーンまで手にしたアルバは、やり切ったキャリアでピッチを去る。左SB像を塗り替えた選手の一人として、その連係とタイミングはこれからも教材であり続ける。
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