導入
2025-26シーズンのチャンピオンズリーグ(リーグフェーズ)は第2節まで終了。2連勝で抜け出し始めた“本命”と、前評判に反してつまずくビッグクラブがくっきりと分かれた。以下、好調/不調チームの現状、主役選手の評価、試合の情景、海外・国内メディアやSNSの反応を一気に総括する。
🔥「仕上がっている」側:優勝圏の現実味
レアル・マドリード——カザフスタンのカイラトに5-0。ムバッペがハットトリックで“仕事人”ぶりを示し、先制後の加速と個の打開で圧倒。切り替えの速さと決定力が際立った。
バイエルン——敵地パフォスで5-1。ケインが2発、IHの押し上げが効き、内容もスコアも盤石で2連勝。
インテル——スラビアに3-0。ラウタロが2点。トランジションで相手を分断し、“勝ち切り方”がさらに洗練。
PSG——負傷者が多い中、バルセロナに敵地で2-1の逆転勝ち。右サイド攻略と終盤の局面選択が光った。
ニューカッスル——USGに4-0。トナーリの配球から前線が躍動。2つのPKを沈めたゴードンが目立ち、欧州アウェーで会心の内容。
台風の目・カラバフ——コペンハーゲンに2-0で2連勝。堅陣からの鋭いカウンターでリーグフェーズの伏兵に。
🧊「噛み合っていない」側:修正が急務のビッグネーム
マンチェスター・シティ——内容は支配も、モナコに土壇場PKを決められ2-2。ハーランドは2発と絶好調だが、“締め”の局面管理に綻び。
リバプール——イスタンブールでガラタサライに0-1。オシムヘンのPKに沈み、アリソンとエキティケが負傷交代。結果もダメージも重い。
トッテナム——北極圏のボーデ/グリムト戦は2点ビハインドから終盤のオウンゴールで2-2。守備対応と中盤の強度が課題。
チェルシー——モウリーニョ凱旋のベンフィカ相手に1-0勝利も、オウンゴール頼みで攻撃面に不安。内容は“改善余地大”。
🎯 試合の情景(印象的だった主なゲーム)
- バルセロナ 1–2 PSG:ホームのバルサが先制も、PSGは後半に強度を上げて右サイドを攻略。終了間際の逆転弾までの前進が鮮やか。
- モナコ 2–2 マンC:ハーランドの“当たり前の2点”を追走し、VAR経由のラストPKでドロー。モナコは縦圧縮の前進が機能。
- R・マドリー 5–0 カイラト:前半は慎重、先制後は加速。ムバッペ3発にカマヴィンガ、ブラヒムが続き、冷酷な決定力。
- バイエルン 5–1 パフォス:IHの押し上げとケインのレイヤー形成で押し切る。外→中のスイッチがテンポよく刺さった。
- アトレティコ 5–1 フランクフルト:グリーズマンがクラブ通算200点。守→攻の反発力が強烈で、前節ダービーの勢いを上乗せ。
- アーセナル 2–0 オリンピアコス:マルティネッリが先制、サカが締め。試合運びの落ち着きが戻る。
- マルセイユ 4–0 アヤックス:開始12分で2-0。主導権を握り切り、そのまま快勝。
- ドルトムント 4–1 ビルバオ:苦しい時間を耐え、終盤に突き放す。“勝ち切る術”が備わってきた。
🧪 海外&日本メディア/SNSのニュアンス(要旨)
- 英圏の報道は、マドリーを「移動疲労をものともしない圧勝」、インテルを「盤石の2連勝」と評価。一方でシティには「終盤の管理に隙」と辛口。
- ライブ更新型の記述では、PSG逆転を「ハキミ起点の右からの一撃」、ニューカッスルを「欧州アウェーで自信回復」と整理。
- アゼルバイジャン方面の国際ニュースは、カラバフ2連勝を「伏兵中の伏兵」と位置付け。
- 日本語圏の論調は、ケインの量産、ムバッペの“まだ足りない”自己評価、チェルシーの内容課題などを冷静に指摘。
⭐ 主な選手の“プレー反応”まとめ(短評)
- キリアン・ムバッペ(R・マドリー):決め切る冷静さとスプリントの質。本人は「もっと取れた」と自己評価は辛口。
- ハリー・ケイン(バイエルン):ライン間での受け→最終局面の決定力。2発でもまだ余力を感じさせる。
- ラウタロ・マルティネス(インテル):前進とフィニッシュの両輪。“キャプテンの点”で試合を決める力。
- ゴンサロ・ラモス(PSG):土壇場での決定打。限られたチャンスを仕留める“9番の比重”。
- アントワーヌ・グリーズマン(A・マドリー):通算200点に到達。相手の嫌な所に顔を出す“レガシーな働き”。
- アントニー・ゴードン(ニューカッスル):2つのPKを冷静に蹴り分け。推進力と勝負強さを両立。
- アーリング・ハーランド(マンC):ゴール前の“当然”を積む2発。ただし試合の締めは別問題。
- ラズムス・ホイルンド(ナポリ):KDBとのホットラインで2発。背後とニアの使い分けが秀逸。
ここまでの“潮目”
- 本命軸:レアル・マドリード、バイエルン、インテル。内容と再現性の高さが際立つ。
- 挑戦者:PSG(タレント不在でも組織で上書き)、ニューカッスル(アウェー大勝)、カラバフ(2連勝のインパクト)。
- 再建課題:リバプール(負傷と内容の重さ)、トッテナム(強度管理とビルドの質)。シティは“勝ち切り”の局面管理が焦点。
まとめ
第2節は「強者の再現性」と「ディテールの差」が明暗を分けた。次節(10/21〜)はカラバフの連勝継続、PSGの上昇曲線、リバプールの立て直し、シティのマネジメント修正が注目ポイント。数字以上に“試合運びの質”に目を配りたいフェーズだ。
管理人の反応

やっぱり予想通り、レアル・マドリードやPSGをはじめとするビッグクラブは安定感を見せているね。
一方で、バルセロナやマンチェスター・シティのような強豪が試合を落としてしまったのは、相手が5大リーグの難敵とはいえ痛手になったと思う。
個人的に注目しているのはアゼルバイジャンの「カラバフ」。
第1節ではベンフィカ、第2節ではコペンハーゲンに勝利して勢いに乗っている。まだ真の強豪との対戦はこれからだけど、この調子で波に乗っていけば、止まらなくなる可能性も十分にあるよね!
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