チャンピオンズリーグ（CL）開幕を前に、アーセナル・レアル・マドリード・バルセロナ・リヴァプールといった欧州ビッグクラブの最新情報をまとめました。負傷者の続出、主力の復帰、新戦力のデビューなど、各チームがどんな状況で初戦を迎えるのかを解説します。
アーセナル｜主力続出の負傷で揺れる
アーセナルは今季序盤からケガ人に悩まされており、CL開幕戦を前にキャプテンのウーデゴールやエースのサカらが欠場濃厚と伝えられています。開幕節で負傷したハフェルツ、代表戦前に離脱したサリバなども含めると、チームの屋台骨を支える選手が次々と不在に。
昨季もサカの負傷で失速しただけに、再び“負傷危機”が欧州挑戦の大きな壁となりかねません。アルテタ監督にとっては、戦力をやり繰りしながら難しいアウェー戦に臨む状況となりました。
バルベルデ監督「アーセナルは優勝候補」
対戦するアトレティック・クルブのバルベルデ監督は、アーセナルをCL制覇候補のひとつと高く評価。戦術的完成度の高さやアルテタ監督の勝利への執念を理由に挙げ、ホームで迎え撃つ意欲を語りました。新戦力のスビメンディやギェケレシュらが試金石となり、主力欠場のアーセナルが本物の強さを示せるか注目されます。
レアル・マドリード｜シャビ・アロンソがCLデビュー戦へ
シャビ・アロンソ監督「特別な舞台」
今季からレアル・マドリードを率いるシャビ・アロンソ監督が、ついにチャンピオンズリーグに挑みます。選手時代に欧州制覇を経験した指揮官は、ベルナベウでの一戦を「特別な舞台」と語り、大会を良い形でスタートさせたいと意気込みを見せました。
エンバペやヴィニシウス、ロドリゴをどう活かすか、その采配に注目が集まります。
ベリンガム＆カマビンガ、予想外の早期復帰
大きな朗報は、ベリンガムとカマビンガの復帰です。ベリンガムは肩の手術で長期離脱が見込まれていましたが、予定より1カ月早く戦列に戻り、マルセイユ戦の招集メンバーに入りました。カマビンガも足首の負傷から回復し、中盤の厚みが増す形に。
依然として数名の主力は不在ですが、新たな組み合わせでどのような化学反応が生まれるか注目です。
バルセロナ｜新10番ヤマル、初戦欠場の危機
新たに「10番」を背負うラミン・ヤマルが、CL開幕戦を欠場する見通しです。代表戦で鼠径部の痛みを抱えながらプレーし、その後のリーガでも欠場。奇跡的な回復がない限り、ニューカッスル戦も欠場となる可能性が高いと報じられています。
開幕から得点やアシストで存在感を示してきただけに、その不在は大きな痛手。復帰時期も不透明で、次節ヘタフェ戦にも間に合わない可能性があり、サポーターの不安は高まります。
デ・ヨング復帰も主力離脱が相次ぐ
一方でデ・ヨングは練習に復帰し、ニューカッスル戦で復帰する可能性があります。しかし、MFガビやDFバルデの欠場も濃厚で、複数の主力を欠く形に。右サイドはハフィーニャ、左サイドには経験豊富な選手を配置する案もあり、フリック監督の采配が試合を大きく左右しそうです。
リヴァプール｜超高額FWイサク、デビュー間近？
1億3000万ポンドの新戦力
今夏の移籍市場で1億3000万ポンドというイギリス史上最高額で加入したイサク。調整不足からバーンリー戦は欠場となりましたが、スロット監督は「CLアトレティコ戦かエヴァートン戦で45分ほど出場可能」と示唆。ついに新天地デビューが近づいています。
スロット采配が話題に
バーンリー戦では、ケルケズやマック・アリスターを前半で交代させた采配が議論を呼びました。実際は連戦を見据えたコンディション管理であり、戦術的な理由ではなかったとのこと。
CLと“マージーサイド・ダービー”を控える中、開幕4連勝で波に乗るリヴァプールが、この勢いを維持できるかに注目が集まります。
まとめ｜CL開幕直前、各クラブの注目ポイント
- アーセナル：ウーデゴール、サカら主力の負傷が相次ぎ危機的状況。それでもバルベルデ監督は「優勝候補」と評価。
- レアル・マドリード：シャビ・アロンソ監督がCLデビュー。ベリンガム＆カマビンガの早期復帰で朗報。
- バルセロナ：新10番ヤマルが初戦欠場濃厚。デ・ヨングは復帰見込みだが、主力離脱が続く。
- リヴァプール：1億3000万ポンドの新戦力イサクがデビュー間近。スロット監督の采配にも注目。
欧州のビッグクラブはそれぞれに課題と希望を抱えながら、いよいよチャンピオンズリーグの大舞台に臨みます。
「負傷危機」「復帰の朗報」「超高額ストライカーのデビュー」と、話題に事欠かない今季の開幕戦。果たして勢いに乗るのはどのチームなのか、注目が集まります。
コメント